ワルシャワ市内中心部にそびえ立つ「文化科学宮殿」に行ってきました。ワルシャワ市内を一望できる展望テラスがあるので、以前から一度いきたいと思っていました。今回登ってきましたので、レポートします。
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文化科学宮殿へのアクセス・場所
ワルシャワ中央駅から徒歩3分の場所にあります。駅の真横にそびえ立つので迷うことなくたどり着けます。駅周辺には、有名ホテルが多数ありますので、宿泊する方にはアクセスは利便性の良い立地にあるかと思います。
文化科学宮殿について
基本情報
高さ237メートル、42階立てのワルシャワでは最も高い建物の一つです。建物の完成は、1955年と半世紀以上も前に建てられたワルシャワの中でも最も歴史のある高層建造物です。現在は展望フロアが観光スポットとされているほか、商業施設や企業のオフィスとしても利用されています。
▪️名称:文化科学宮殿 ※Pałac Kultury i Naukix(ポーランド語) ▪️完成年:1955年 ▪️高さ:237メートル(42階立て) ▪️展望台:朝8時 – 20時まで(※金土のみ20時〜23時30分までの場合もあり) ▪️展望台料金:大人:20ズヴォチ、 団体:15ズヴォチ(10名以上) ※金・土の夜間は22ズヴォチ |
地元では『負の遺産』とも
ソビエト連邦・スターリンからの贈り物として、長年、ワルシャワの街のシンボル的存在ではありましたが、市民の一部からは「ソビエトの建てたワルシャワの墓石」と呼ばれるほど、人気がないビルでした。
近年は、周囲の近代的な高層ビルが建てられ、新旧のコントラストが、独特な雰囲気を醸し出しており、市内中心部のビル群の一部を担っています。
文化科学宮殿の外観
宿泊しているホテルを出発して、文化科学宮殿に向かいます。
※宿泊したホテルは以下の記事にまとめています。
ホテルを出発したのは、16時ごろ。ワルシャワはあいにくの雨模様で、冬の時期ということもあり、底冷えの寒さでした。ホテルから徒歩5分ほどで、文化科学宮殿に到着しました。
雨ということもあり、早々と展望台に行くことにします。
文化科学宮殿を真下から見ると迫力があります。
ちなみに、昼間だとこんな感じのビルです。夜と昼では全く別の姿になります。
正面玄関から建物に入ります。
文化科学宮殿 建物内部
建物内に入ると、クリスマスツリーが出迎えてくれます。
各階には一般企業のテナントなどが入っています。
カフェや様々な店舗がありました。
展望台チケットを購入
taras widokowy(展望デッキ)の看板がある窓口がありますので、そこでチケットを購入します。
チケットを購入したら、エレベーターで展望台へ向かいます。
エレベーターで展望フロアへ
エレベーターホールです。ここから展望台へと向かいます。
エレベーターで展望台(30階へ)
エレベーターを出ると、大きなシャンデリアがある赤い内装のスペースがあります。
奥に行くと、展望テラスに出ることができます。
展望フロア内には、文化科学宮殿の過去の生い立ちが解説された写真が飾られています。
展望テラス(30階)へ
館内から外に出ると展望テラスが広がっています。
ただ、外からの寒風に打たれますので、非常に寒いです。
ワルシャワ市内の夜景を一望
展望テラスからは、ワルシャワの綺麗な夜景が見渡せます。
文化科学宮殿の周囲には目立った大きな建物少ないので、遠くまで夜景が見渡せます。文化科学宮殿以外の中心部の高層ビルは、高級・有名ホテルが入っているケースが多かったです。
こちらは、ワルシャワ中央駅側の高層ビル群です。赤く輝いた高層ビルはマンションとのこと。
真ん中の高層ビルが、インターコンチネンタル ワルシャワ (InterContinental Warsaw)です。
中央に ショッピングモール(Department stores Wars Sawa Junior)があります。
右手の高層ビルが ノボテル ワルシャワ セントラム ホテルです。
右側の高層ビルは、ワルシャワ マリオット ホテルです。右下がワルシャワ中央駅です。
展望フロアのカフェで一服
展望台には、カフェがあり、軽食やドリンク類を購入することができます。
写真の奥にある売店で注文をします。
一般的なカフェと同じように座席スペースが用意されています。
展望テラスが究極に寒かったので、温かいドリンクが体にしみました。。
凍えていましたので、本当に美味しかったです!
地上に戻って
展望テラスは非常に寒かったですが、文化科学宮殿からワルシャワの夜景を堪能できました。
外から改めて見ると、大きくて象徴的な建物だということがわかります・・笑
最後に、地下鉄Centrum駅からみた 文化科学宮殿です。
これまでは市民からは「負の遺産」と言われながらも長年ワルシャワのシンボルとなってきましたが、新しい高層ビルも増えており、今後は新旧のコントラストを象徴する建造物として注目されていきそうです。
これからもワルシャワの歴史を伝えて欲しいと思います。
20190401